我が家でずっと暮らしたい ~お家の長寿命のために~
日本は今、高齢化社会、そして人口減少社会へ向けての様々な問題を抱えております。
その中の一つに、住宅の問題も大きな要素を持っています。
人口に対する住宅数過多、また全国的に古い空き家を多く抱えているという問題もあります。
そうした中で、これまでの長期優良住宅等に加え、今年から新築住宅における省エネ基準の上昇や、低炭素住宅化、性能レベルといった色々な基準が新たに設定されます。
つまり、新しく作る家は、良い性能で、長くずっと使用できるものにしなくてはならなーい!ということです。
住宅性能の向上はもちろん価格の上昇にもつながります。
条件を満たせばもちろん可能ですが、今後新築着工数の減少は否めない状況です。
そこで、政府も新たに成長戦略の中に 「中古住宅流通・リフォームトータルプラン」を盛り込みました。
- 1.中古住宅流通市場の環境整備
- 2.リフォーム市場の環境整備
- 3.既存住宅ストックの質の向上の促進
- 4.中古住宅流通・リフォーム市場の担い手の強化
- 5.住環境・街並みの整備
の5つが掲げられ、予算も組み込まれました。
エンドユーザー・事業者、両方の環境の整備もされることになりましたが、どうなることでしょうね。
いずれにせよ、今ある家を大事にし、適切に直しながら長く暮らしていくということは、社会的にも家庭においても大切なことになってくるようですね。
キッチン、トイレなどのベーシックリフォームや太陽光、給湯機といったエネルギーリフォームは当然ですが、 断熱基準・耐震基準が低い(耐震1981年以前、断熱1980年以前)既存住宅は、「断熱リフォーム」「耐震リフォーム」が必要であり、進めていかなければならない重要項目となってきます。
さらに、「高齢者が暮らしやすいためのリフォーム」も行っていかなくてはなりません。
「建てて壊して、建てて壊しての時代」が終わり、「直して長く、直して長く」の時代になりました。
正直、技術集団・チーム日下工業の力が発揮できる時代だと思っています。
その力を我らの使命として、みなさまのために発揮していきたいと、年頭に決意する所存です。
今年もがんばりまーす!